お笑い芸人は、芸のとおりちゃらんぽらん? いえいえ、苦労しています。話題のお笑い芸人が、挫折、苦悩、将来への不安など、自らの半生を語ります。「ヤホー漫才」でおなじみのナイツの後編。浅草芸人の超先輩がたにかわいがられるそのコツを伝授してもらいましょう。【バックナンバーはこちら】



ナイツ流・良好な対人関係のコツとは

――2003年には、塙さんの実兄であるはなわさんがブレイクされました。

 僕は、昔から売れると思っていたから、そんなにびっくりはしなかったですね。自分らも漫才はじめて3年目くらいだし、焦りとかは特になく、単純にうれしかったですね。兄とは仲いいですよ。

写真左が塙宣之、右が土屋伸之

――内海桂子師匠のお弟子さんとのことですが、師弟関係とは、どういったものなのでしょうか?

土屋 本来はもっと厳しいんでしょうけれど、僕らが弟子入りした時点で、桂子師匠は80歳過ぎてたし、そんなに怒られたこともないし、付き人みたいなこともしてないんですよね。本当にやさしくて、よくしてくださるんです。

 僕らのことを「弟子じゃない」っていうときもあるし、弟子じゃない人を弟子だっていうときもあります。それはお客さんが喜べばなんでもいいんでしょうね。ウッチャンナンチャンさんやレディガガも弟子になったりしますから。

 落語家さんみたいに、入門して、4年くらい前座修行があってっていうんじゃなくて、桂子師匠も、僕らと同じマセキ芸能社所属なんですが、そうやって同じ事務所で、漫才協会に入ったときに師弟関係になったので、もっとやらなくていいのかなって思っていました。でも、いろいろ教えてはくれましたよ。礼儀とか、舞台に上がるときはスーツを着なきゃだめだとか。師匠がいなかったら考えてなかったですもん。

土屋 おばあちゃんと孫みたいな関係なんですよね。師匠が若いときに弟子としてとってもらっていたら、自分の子どもに接するように厳しい一面も出てくるかとは思うんですが、孫となると厳しいことはあまりいわなくなりますよね。

――漫才協会とは、どんなところなんですか?

土屋 ひとことでいえば、塙さんが最年少理事になれるようなところですよ(笑)。

 はじめは年上の方ばかりだったけれど、最近若手も増えてきましたね。お客さんも年上ばかりで、年上と接する機会は、この世界に入って、増えましたね。

――年上の方と接するコツは?

 とにかく話を聞くこと。自分は下手に話さないほうがいい。たとえ、同じことを何度いわれてたとしても、きちんと聞くことですね。

土屋 楽ですよね。しゃべってくれるから。やっぱりお話はうまいですし。

――芸人として、圧倒された同期の方はいますか?

土屋 まぁ同期というか、僕らの世代でいえば、キングコングさんとか、M-1グランプリの1年目で決勝に行ってましたからね。僕らは、そのときは2回戦落ち。人種が違うと思いましたね。(次ページへ続く)


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INDEX
途切れぬおもしろさ「ヤホー漫才」ナイツ登場!【後編】 「自分がいちばんおもしろい」けど人間関係もうまくいくコツ
ナイツ流・良好な対人関係のコツとは

目上の人にでも、無理に気に入られようとしなくていい

何事も経験して、器を大きくすること。無駄なことはない

限界は自分の心が作るもの できないと思えばそれまでだ




著者プロフィール
大川内 麻里(オオカワウチ マリ)

1977年、福岡県生まれ。出版社勤務、編集プロダクション起業を経て、フリーランスのライター/編集者。

経営者の父を持つことから、幼いころよりビジネス書に慣れ親しみ、現在は年300冊以上を読む。『夢を実現した わたしの仕事 わたしの方法』(ダイヤモンド社)では、キャリア女性50人をインタビューし、働き方・生き方に迫った。

ビジネスバイブル3冊は『仕事で本当に大切にしたいこと』大竹美喜、『戦わない経営』浜口隆則(ともにかんき出版)、『プロフェッショナルの条件』P.F.ドラッカー(ダイヤモンド社)。

オフィシャルブログ http://okawauchimari.net/



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