入社を決めるにあたり重視していることを尋ねると、約70%の学生が「具体的な仕事内容」を選んだ。逆に重視していないことは、「内々定が出た時期」(33.0%)、「知名度」(31.5%)、「残業の有無と量」(22.9%)となった。

男女別に見ると、3位で違いが出た。男性が「給与・待遇」(32.2%)、女性が「勤務地や転勤の有無」(33.6%)となった。

学生に10年後の目標年収を尋ねたところ、男性は平均767万円、女性は平均598万円、全体平均で687万円となった。
望むワークスタイルについて尋ねると、男性が「自己成長をとことん追及する」がもっとも多かったのに対し、女性は「仕事と私生活の両立を実現する」となり、約4割を占める結果となった。

調査結果を受けて、レジェンダ・コーポレーションの採用コンサルタント、稲葉初美氏はこうコメントする。
「企業の厳選採用が進み、買い手市場となった2011年新卒採用は、学生にとって厳しい就職活動環境となりました。知名度や大企業志向は採用市況によって左右されており、今回の結果にも現れています。最終的に入社を決めるに当たって重視したことは「仕事内容」「社風」といった、働き方の本質部分にあたる内容となりました。世の中のIT化による情報収集能力の高まりや大学でのキャリア教育の導入などにより、仕事内容に着目する学生が増えてきたと推測されます。
また、男女で希望するワークスタイルの違いがあり、給与よりも勤務地や転勤の有無を重視する女性は、生活の基盤をある一定の場所に定着させることでワークライフバランスを実現させようとする姿が伺えます。逆に「給与・待遇」を重視する男性は、10年後の目標年収が女性よりも170万円も高く、厳しい環境の中で自己成長を追及するワークスタイルを望む傾向が見られました」
本調査は、2011年4月入社予定の学生を対象に、2010年5月13日(木)~5月19日(水)行った。有効回答数は、5,267名(文系男性1,368名、文系女性1,853名、理系男性1,415 名、理系女性631名)である。



