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友達でも上司でも部下でも、とりあえず人を褒めておくと好感度が上がるものですが、今回は、その効果を最大化する方法について考えていきたいと思います。



高感度アップに必須の「褒め」。しかし「上から目線」はアウトなので難しい……

 友達でも上司でも部下でも、とりあえず人を褒めておくと好感度が上がるものですが、今回は、その効果を最大化する方法について考えていきたいと思います。

 たとえば、「歯の浮くようなお世辞」と「めったに褒めない」の二択であれば、どう考えても前者の方が心証がよいです。「わかりにくい真実」よりも「わかりやすいウソ」の方が愛されるのが、世の中の難しいところですが、「歯の浮くようなお世辞」は、時に不快感を催すことがあるので注意が必要です。

 同じ「褒める」のであれば、自然な褒め方が効果的です。また、こちらの好感度を上げることを考えると、印象に残る褒め方も大事になってきます。

 なお、今回、便宜的に「褒め方」というタイトルをとっていますが、実際のところ、「褒める」というスタンスは反発を受けることも多いです。「上から目線」が冬の時代に入っているので、なるべく、同じ立場から賛意を表明するのが好感度アップの秘訣。「感激する」というスタンスで言葉を発していくとより効果的です。

 ……という基本姿勢を踏まえた上で、わたしが心がけている10個の法則を紹介させていただきますので、参考にしていただければ幸いです。

(1)「すごく」「とても」を多用しないでほめる

 「歯の浮く感じ」を分析すると、「大げさである」と「絶対思っていないことを言ってる感」が源泉であると考えられますが、前者については、副詞の量を減らすことで軽減されます。

 たとえば「昨日の企画書すごくよかったよ!」などは、適当っぽさが目立ってしまいますが、そういうときは「すごく」を使わないでほめることを考えてみると、ボキャブラリーが増えてきて、より真実味が増します。この例で言うと「昨日の企画書、ターゲットとなる顧客像が具現化されていて、うまく行くと確信したよ!」などの方が適切ですよね。

(2)感想ではなく、自分の行動について言及する

 ネットで最近、「コーヒー吹いた」という表現をよく見かけます。あれ、実は高度なほめ方だと思います。「面白かったです」というのだと「本当に面白かったの?」という感じがしますが、「コーヒーを吹いた」と言うと、単に「面白かった」という感想ではなく、その面白さによって何が起こったかについて書いていて、感動の表現の仕方としては説得力があるため、ウソ臭さが減ります。

 いちばんよいのは、「○○さんの言葉に感動し、わたしも実際に○○さんのようにしてみたらすごくよかったです」という言い方なら、それが本気でなかったとしてもバレません。

(3)「いい」と思ったことのみ強調し、悪いところは言及しない

 たとえば、マイペースがすぎて手を焼いている人に対して「奔放なところがステキだよねー」などというと、先方は大喜びするかとは思いますが、マイペースにお墨付きを与えてしまったことになってしまいます。

 ……その場限りの関係ならばそれで一向に構わないのですが、継続して関係を持たなくてはならない相手の場合、欠点を受け入れるより、長所を強調して褒めると、欠点だった行動も改善される場合がたまにあります。

 なので、この人をほめようと思った時には、欠点を許容するというほめ方よりも、長所を伸ばす褒め方の方が、お互い楽になれます。


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INDEX
自然で効果的な、10通りの「人のほめ方」
高感度アップに必須の「褒め」。しかし「上から目線」はアウトなので難しい……

(1)「すごく」「とても」を多用しないでほめる

(2)感想ではなく、自分の行動について言及する

(3)「いい」と思ったことのみ強調し、悪いところは言及しない

(4)メディアを変えてほめる

(5)人前でほめる

(6)当人のいないところでほめる

(7)時間をおいてもう一回ほめる

(8)具体的にほめる

(9)人と比べないでほめる

(10)相手を好きになってみる





著者プロフィール
ココロ社(ココロシャ)

大阪府出身。東京大学文学部を卒業後、ゲームのプランナーを経て、現在は平凡なサラリーマン。商品企画、広告、ソフトウェア開発などを中途半端に経験する。その傍らでブログ「ココロ社」を運営。昆虫写真は「気持ち悪い」と不評だが、youtubeのオリジナル動画が海外のニュースサイトなどで注目を浴び、また、ネットでの複雑な人間関係を解きほぐす記事などが好評で、各種の賞を受賞する。






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