定年退職すると転職者の最大200倍の退職金がもらえる
転職をお考えの皆様、はじめまして。ライターの石渡と申します。10月に角川書店から『転職は1億円損をする』という新書を刊行、転職業界で物議を醸している、その張本人です。
タイトルにある通り、転職、特に若手社会人の早期転職に対しては相当否定的な本です。転職情報会社のからくりなども書いており、関係者からは「余計ないらんことを書きおって」と言われているとか、いないとか。
私はライターの中でも特に余計なことを書く方でして、2007年に刊行した『最高学府はバカだらけ』では大学関係者の怒りを買った、と聞いております。
もちろん、主観や思い込みで話を展開しているのではありません。この『転職は1億円損をする』でも、厚生労働省の「転職による生涯賃金減少率」などのデータを掲載しています。

これによると、転職すればどの年代で転職しても損をする、という結果が出ています。これだけではありません。日本の場合、退職金制度は定年退職してはじめて高い金額をもらえる制度設計になっています。大卒・会社都合で定年退職をすると退職金は2,240万円。これに対して、勤続1年・自己都合で退職すると退職金は11万3,000円に過ぎません。
その他、交通費や住宅補助など様々な制度を考慮、1億円は過激かもしれないが、何も知らないと転職で損をしてしまう、という実態をまとめました。
悲惨な転職難民へと転落しないために
社会人が転職を考えるその瞬間、目には見えない交差点に差しかかります。直進すればいいのか、それとも左右どちらに曲がるべきか。ひとまず停止したくても、信号はすぐ変わってしまいます。ですからすぐにも決断を下さなくてはなりません。さあ、どうしたものか。
どの選択肢が正しいか、そんなものは誰にも分かりません。それは私も同じです。ただし、転職難民へと転落する道だけは知っています。転職難民へと転落し悲惨な思いをしている社会人を何人も知っています。
だから、もしもあなたが会社生活に疲れた場合、転職を考えて、転職交差点に差し掛かった場合、この連載を読んでください。読んで、キケンな道を選ばないためのナビゲーションとしてお役に立てば幸いです。














