MBAも取得した優秀なマーケターの転職
選考はトントン拍子に進むのに、最後のOKが出ない理由とは?
私が過去に接点を持った人材の中に、マーケティングを専門分野とするAさんという方がいた。日本で1~2を争う某難関私立大学を卒業後、大手IT企業を経て米国の有名大でMBAを取得。帰国後はとある外資系企業で活躍していたという、絵に書いたようなエリート人生を歩んでいた方だった。
そんな順風満帆に見えたAさんだったが、私と出会ったころには壁にぶちあたっていた。もともと外資だった当時の勤務先が、業績不振に伴い日本企業に身売りされてしまった。社風まですっかり日系になり、Aさんは職場に嫌気がさしていたのだ。当然、転職を考えていた。
Aさんの経歴は超優秀で、転職歴も1回のみ。当初の私は、いい案件さえあれば、それほど時間がかからず、サクッと転職が決まるだろうと楽観視していた。実際、他社経由でのものも含め、書類選考はほぼ100%通過し、トントン拍子で面接へと進んだ。
ところが、そこから先に落とし穴があった。どうしたわけか、いつも最後の最後でよい連絡が来ないのだ。
なかでも、私が紹介したB社においては、一次面接の結果連絡の経緯が首をかしげるようなものだった。具体的にいうと、AさんがB社の一次面接を受けた直後、人事担当者の反応が前向きだったにもかかわらず、その後不可解な採用見送り連絡を受けたからである。(次ページへ続く)



