A.履歴書用紙はサイズよりフォーム選びがカギ
履歴書は、とくに応募先の指定がない限り「市販の履歴書用紙に手書き」するのが基本。市販用紙のサイズはB5判とA4判があるが、どちらでもよい。
最近、「整理しやすいから」とA4をすすめる情報をよく見受けるが、現状は圧倒的多数の転職者が通常のB5の用紙を使用。たまにA4があると、逆に整理しにくいという声もある。いずれにしても、用紙サイズはさして重要なことではない。
ただ注意したいのは、A4の履歴書用紙はフォーム種類が少ない点だ。メーカーをはじめ、書店や文具店・コンビニなど販売店も、よく売れる B5の用紙を中心に扱っている。
実は、履歴書用紙の記入欄の項目や枠の大きさなど、フォーム種類は千差万別。JIS規格で決まった定形フォームもあるが、これはとかく空白欄が多くなってしまいがち。履歴書は用紙の選び方次第で、記述できる内容も見た目の印象も大きく違ってくる。
その意味では、サイズよりフォームが大切。店頭で実物を見て、書きやすく、自己アピールしやすいものかどうかをチェックして選ぶことをおすすめしたい。
履歴書作成の基本
とくに指定がなければ、書きやすく空欄ができにくい履歴書用紙を選ぶ
黒インクの細書きサインペンか万年筆を使い、途中で筆記用具を変えない
なぐり書き・修正・「㈱」「〃」など省略はNG。一字ずつていねいに書く
作成のポイント
①年月日
郵送なら投函日、持参なら提出日を記入。ここで「年号」を使ったら、学歴や職歴、免許・資格の取得日はすべて「年号」で書く。年号と西暦の混在はNG。
②写真
書類の面接と考え、服装や髪形を整える。目線は正面、「瞳で笑う」のが表情づくりのコツ。切り口の汚いものやシワのあるものは「使い回し」の印象でマイナス。
③現住所
都道府県から建物名・部屋番号まで省略せずに書く。なお、必要なら連絡先を書くが、連絡があったときの応対に失礼のないよう、家族にも事前に頼んでおくことが大切。また携帯電話は、番号非通知の受信ができるように設定変更もしておきたい。
④学歴
義務教育は卒業年度だけでよいが、この例のように高校から書いたり、最終学歴のみでも可。記述スペースは志望先の評価対象となるような内容の付記に使いたい。
⑤職歴
正社員として勤務した職歴はすべて記入。勤務先の事業内容や職務内容を簡潔に説明する。なおアルバイトや派遣など非正規雇用の勤務先は、ケースに応じてまとめ書きするなど簡略記述してもよいが、職歴ブランクと思われないように注意。
⑥以上
必ず記述するのがルール
⑦免許・資格
略称や通称でなく、正式名称で取得年月日順に記述。趣味の資格や志望と無関係な資格、サビついたままの昔の資格は省くほうが無難。逆に志望に関連したものは、取得準備の勉強中でもその旨を記述する。
⑧志望動機・自己PR
選考に直結することが多い記述欄だけに表現に注意。具体性に欠けたマニュアル的な表現でなく、自分の言葉で意欲とアピールポイントを伝える。
⑨本人希望
応募職種の明記は必須。それ以外の条件の記述は慎重に。この欄は、本来、「これ以外の条件なら入社辞退」という意味の希望内容を書くところ。




