転活成功ノウハウ1:経歴をS・T・A・Rで説明せよ
Q.最近の転職市場をどう見るか?
中島 人材紹介協会から出たデータによると、前期の転職者数が昨年比43%。つまり、半減しているわけですね。ただし年代別に見ると、20代が41%、40代以上が59%と、即戦力層は6割をキープしています。
昨年は未経験可能な案件もありましたが、それがパタリとなくなりました。採用企業側は、会社を良くしていくために、明日から実績を出せる人材、つまり即戦力を求める傾向にあるのかなと感じています。
小松 あくまで補充目的の案件が多く、社員数を増やすための新規増員の求人は少ないですね。とはいえ、2009年夏以降、案件の数は少しずつ増えてきていると思います。金融はやはり厳しいですが、それ以外の業種では「戻ってきたな」という感じですね。
景気の良し悪しにかかわらず、求人案件には常に補充するニーズがあります。

Q.転職活動者に対し、持っている求人案件を紹介するか否かを決めるポイントは?
小松 もちろんスキルと経験のマッチングをまずは確認しますが、同業界、同職種の経験がなくても、仕事のやり方に共通点がないか、顧客に共通点はないかなどに注目します。まずは本人の人物像ではなく、あくまでも経験の中身の応用性をみます。
中島 私は、まずは髪型や服装を重視します。きちんとしている人は、面接に通りやすいんです。ヘッドハンターに会う際にジャージのような格好で来られる方だと、「面接に、本当にスーツで行ってくれるかな」と不安になるものなんです。
加えて、面接の手法でもある、STAR分析で自己PRできる方は強いと思います。「Situation」「Task」「Action」「Result」の頭文字をとったもの。これまで経験した仕事について、「どのような状況で」「どんな職務で」「どのように行動し」「どれだけの結果を出した」をきちんと説明できる人は、選考もうまく進んでいく傾向にあるようです。とくに40代以上のシニアでは、求められるスキルの1つでしょう。(次ページへ続く)














