こんにちは。ココロ社です。

 長いサラリーマン生活の中では、そうでもないものをすごくいいもののように見せることが必要になってきます。「そんな姑息な…」と思われるかもしれませんが、これから説明させていただくことは、わりと誰でもやっていることなので、この手法を使わないと、他のものの印象が底上げされているぶん、むしろダメに見えてしまったりもするのでご注意ください。

 ただ、そのままその手法について書いてしまうと説得力がないので、わたしの身長をサンプルにして説明したいと思います。わたしの身長は178センチ。まあどっちかというと高い方、くらいの感じでしょうけれど、これをすごく高い感じに表現して見せるには、どうしたらいいでしょうか。 

(1)それっぽい権威を用いる

 小学生のときに見ていた歌番組があって「イタリアの●●音楽祭に登場のため、今回はイタリアからの中継になります!」みたいな話がけっこうあって、よくわからないがすんごい国際的でかっこいいなーと思っていました。

 やはり頭のよい小学生はそこでピンとくるべきで、それっぽい権威の力を借りるというのは、わりかし有効です。

 わたしも、「こんにちは。ココロ社です」と連載の冒頭で書くことが多く、ほとんどの読者は「誰だよお前」って思っているはずですが気にしません。「わざわざ名乗ってるということは有名なのか?」という気持ちになっていただきたいのです。そもそも権威というものが、さほど確かなものではないでしょう。たとえば、ポピュラーな権威である学歴。「東大卒」って言われたら「ほほう…」と思うかもしれないですが、こんな記事を書いている汚らしいオッサンも東大卒なんですから、その権威に内実があるかどうか、推して知るべし、なのです。 

(2)グラフを途中から始める

 たとえば友だちに身長が172センチ、176センチの人がいたとしましょう。ふつうにグラフにすると、わたしの身長はこの程度で、別に高くも低くもない印象ですよね。

 しかし、170までは同じだから、ということで、こういう見せ方はどうでしょう?

 よくある手ですが、これが跡を絶たないのは、有効だからなんですよね。見た目にだまされるなんて、と思いますが、別に嘘を言っているわけではないので、強調したいのであれば使わない手はないのです。 


 
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INDEX
普通のものを素晴らしいものに見せる5つのテクニック
(1)それっぽい権威を用いる

(2)グラフを途中から始める

(3)累積を見せて右肩上がりに見せる

(4)限定された順番で「1位」と言う

(5)具体的な数値を言わずに、声だけを拾う




著者プロフィール
ココロ社(ココロシャ)

大阪府出身。東京大学文学部を卒業後、ゲームのプランナーを経て、現在は平凡なサラリーマン。商品企画、広告、ソフトウェア開発などを中途半端に経験する。その傍らでブログ「ココロ社」を運営。昆虫写真は「気持ち悪い」と不評だが、youtubeのオリジナル動画が海外のニュースサイトなどで注目を浴び、また、ネットでの複雑な人間関係を解きほぐす記事などが好評で、各種の賞を受賞する。



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