タグ: 転職活動 悩み
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 転職が正しいか正しくないか、それは誰にもわかりません。ただ、キケンな選択をして、転職難民に転落してしまうことだけは避けるべきです。さまざまなデータや識者のインタビューをもとに、『転職は1億円損をする』の著者がキケンな選択をしないよう、ナビします。



 ベストセラーとなった著書『就活のバカヤロー』はじめ、就活本を何冊か書いているため、大学生からの就職相談を受け付けています。まだ社会に出ていないから無理もないとはいえ、あまりに世間知らずな発言に、耳を疑うことも少なくありません。

 しかし、どうやら社会人の転職活動においても、同じような悩み・不満があるらしいことに気づきました。今回は、よくある失敗パターンを4つご紹介します。身に覚えのある人は、今日からぜひとも是正してください。

就活・転職失敗パターン1:現状を変えようとせず、不満ばかり述べる

就職活動転職活動
大企業や社会への不満現職の会社での上司への不満

 就活に失敗する大学生で、一番多いパターンがこれです。誰かのせいにしないとやっていられない、というのはわかりますが、

「大企業はブランド大学の学生ばかり採用する」
「就活時期を早めている社会が悪い」
「大体において、石渡さん(筆者)も就活の是正を図っていないですよね」

 とかなんとか…。しまいには、

「中小企業の社員は1人ひとりが会社の屋台骨。大企業は歯車に過ぎないですよ」などと言い出す始末。

 こうなっては、何を言っても聞かないだろうと私は黙っています。まあ、これが身内なら一発、怒鳴りつけるところ。

 大企業がブランド大の学生が多いのは事実、就活時期の早さも問題だし、私も批判から逃れられないでしょう。ですが大企業といえども、地方の無名大から採用することもあります。

 一番嫌いなのが「歯車」。こう言っては何ですが、私のようなフリーランスでも会社員でも誰でも「歯車」ですよ。ただ、本人の心がけ、努力次第で「歯車」止まりかもしれないですし、屋台骨や大黒柱になっていくかもしれません。

 それを「大企業だから歯車」「中小企業だから屋台骨」と簡単に考えてしまうあたり、単純としか言いようがありません。中小企業であれば社員数が少ない分、社内の決裁はスムーズかもしれませんが、取引先との力関係を考えれば、むしろ面倒かもしれません。

社会人は、上司や仕事内容に不満を言いたがる

 社会人の場合、大企業や社会よりも、自社の上司や仕事内容などに不満の矛先は向かっています。

「自分は◯◯がしたいのに、任せてくれない。仕事と言えば雑用ばかり」
「システムを良くするためには自分の提案がいいのに無視される」

 部下が上司を選べないのと同様、上司も部下を選べません。だから、不満が出るのは自然な話です。それに、転職取材をしていると、まあ、それは無理ないなという不満もよく聞きますし。

 ただ、学生の大企業批判などと五十歩百歩と思える不満が多いのも確かです。 たとえば、「私は雑用ばかり言いつけられる、たまに仕事があったとしても先輩社員のサポートだった」という新入社員の不満を聞いたことがあります。

 新入社員なら雑用が中心になるのは当然でしょう。先輩社員のサポートも、それを見て今後に活かせということのはず。という話をしても、「ここは自分のいる場所ではない」と転職。その転職先でも、結局、不満が先に来て、再転職を考えているとのこと。あー、もったいない。

その不満が解決したら、次は別の不満が出てくるもの

 仕事をしていれば、不満が出るのは当然です。それは会社員であれフリーランスであれ、まったく同じ。心の中で不満を持つのも当然でしょう。私も仕事をしていて出版社や読者、共著者、担当編集者などに不満を持つことは数知れず。脳内で何度、マシンガンを炸裂させたことか(笑)。

 ただ、言うべきことは言うことと、不満を撒き散らすことは別物。特に後者は、いい大人ならなるべくしない方がスマートでしょう。仮に不満を撒き散らしたところで事態は解決するのでしょうか? まず、解決しませんし、仮に解決しても別の不満を持つだけです。

 何よりも、「不満を撒き散らすだけで仕事をしない」と敬遠されるようになるのではないでしょうか? 転職活動の面接でも同様で、私が面接官から、前職の不満のみ言う応募者はまず落とします。

 不満を持っても、会社員なら、制約がある中でベストを尽くす、そちらの方が先でしょう。どうしても、上司などに不満を持って、転職したいという人には、こんな箴言を。(次ページへ続く)

泣くな、復讐せよ。最高の復讐は幸せに生きることだ。

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INDEX
社会人になってもまだやらかしますか? 転職活動で失敗する人の4つの行動パターン
就活・転職失敗パターン1:現状を変えようとせず、不満ばかり述べる

就活・転職失敗パターン2:ネガティブな話を気にする、隠そうとする

就活・転職失敗パターン3:イメージ先行のキーワードにごまかされる

就活・転職失敗パターン4:オドオドした自己PR





著者プロフィール
石渡 嶺司(イシワタリ レイジ)

1975年北海道札幌市生まれ。私立北嶺中・高等学校、代々木ゼミナールを経て東洋大学社会学部社会学科に入学。卒業後、派遣社員、無職、編集プロダクション勤務ののち、2003年にライターとして独立。以後、大学・教育問題や学生の就職活動などを中心に評論・執筆活動を行う。全国の大学を見学して回り、2008年現在、300校を超える。著書は『転職は1億円損をする』『最高学府はバカだらけ』のほかに、『進路図鑑2010 』(光文社ペーパーバックス)などがある。2008年11月に刊行の『就活のバカヤロー』(光文社新書)が10万部を超えたほか、過去の著作はすべて書き下ろし・黒字化していることが自慢。

「ライター石渡嶺司のブログ」

 



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